せいかつ科学研究室「化脱」について
行動と知識を通じて化学物質の少ない生活環境を推進する。化学物質の依存度を出来るだけ下げ、化学物質の悪い部分に苦しむ人が健康に暮らせるように、化学物質から自由になる。そういった活動理念の研究活動を行う研究室です。
化学物質の急増とその影響について
2015年には、化学物質の登録数が1億種類を突破しました。2055年には6億種類を超えると言われております。これまでも様々な化学の恩恵と害について経験してきました。
例えば有機塩素系農薬の使用は,防虫・防除による農作物の生産性の向上などの経済的メリットやマラリア感染へのリスク低減のメリットと、生体影響および環境影響や生物に与えるリスクを天秤にかけた場合に,メリットの方が大きく,リスクは小さいと考えられていました。しかしながら後の調査によって,有機塩素農薬は空気,水,食料を通じて世界に拡散し,生体内や環境中に濃縮し,人や生態系へ与えるリスクは想定よりも高いことが明らかとなり使用が中止されています。※有機塩素系農薬とはDDT、クロルデンなどの塩素を含む残留性の高い農薬です。
今後の化学物質の登録数の増加スピードと化学物質の評価や規制のスピードは前者が圧倒的に早くなることが予想されており、これまでの誰もが納得できる証拠をそろえて政府や公の機関が規制するという対処方法ではとても対応できないと思われます。
化学物質との向き合い方の重要性
そこで私たち自身が自分の生活を通じて、使用すべきでない化学物質を整理し判断するスキルを身に着ける必要があります。またはそういったことを共有していく必要があります。
例えば、アルミ製の鍋を使うと認知症のリスクが上がるかもしれないとか、死には直結しないですがQOL(生活の質)を下げる可能性が高い事項にもっと注目すべきだと思います。
せいかつ科学研究室としての取り組み
研究室のメンバーが気になる化学物質調査を約1年かけて調査研究を行い、学会発表や寄稿文や書籍の出版を目標にして活動します。主に書籍や論文調査が主ですがゆくゆくは実際に研究活動も行いたいと考えています。
各メンバーがある化学物質のプチ専門家になって、現在置かれている身の回りの化学物質の状況をどうとらえるかを発信してきます。
・テーマ例
PFAS、ネオニコチノイド系農薬、グリホサート、水銀、PM2.5、VOCなど
・研究報告
月1くらいの頻度で各メンバーが進捗状況を発表します。自分の調査内容とまとめとメンバーの調査内容を聞くことによって、徐々にみのまわりの化学物質について詳しくなっていきます。
まとめ
せいかつ化学研究室(化脱)では身の回りの化学物質のことについて調査研究を行います。研究というと堅苦しい感じがしますが、音楽教室にいったり、習字教室に行くように、大人の習い事として研究活動を行うようなイメージです。
これらの情報をまとめて、メンバー各分野のプチ専門家になって情報発信を行い世の中の人々のQOLを上げていくのが活動の目的となります。
研究室メンバー募集
せいかつ化学研究室はこれから立ち上げます。募集人数は4人を予定しています。興味のある方は是非LINEからご連絡ください。
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