この記事では、8月2日に放送された番組「あさイチ」で、化学物質過敏症に関する特集が紹介されました。その中で取り上げられた内容と感想、そして私たちが具体的にできるアクションについてお話ししたいと思います。
化学物質過敏症とは
化学物質過敏症は、日常に存在する化学物質に対して過敏な反応を示す病気です。特に香りが強い柔軟剤や合成洗剤、アルコール殺菌などが発症の原因となることがあります。誰にでも発症の可能性があり、様々な化学物質に対する注意が求められます。匂いがしなくても化学物質過敏症になる可能性があることも取り上げられていました。
番組の内容と感想
特集では、重症化した方の生活や学校に通えない小学生の現状などが描かれ、多くの人々に病気を知ってもらう意味で非常に貴重な内容でした。「誰にでも発症の可能性がある」このワードが繰り返し出てきたことで、当事者意識をもって番組を見れた方が多かったのではないかと思います。また、学校にいけない子供たちの声が視聴者からの意見としが紹介されていました。そういった子供がいるということは、やはり大人はまず化学物質過敏症についてよく知ることがとても大事だと思いました。知らなければ理解することや助けることが出来ないからです。
また、化学物質過敏症支援として化学物質過敏症の方のためのクリーニングがあることを紹介されていたことはとても良かったと思います。クリーニングを待つ全国から送られてきた沢山のダンボールを見ると、全国にたくさんの化学物質過敏症患者の方がいるということがよく分かります。このあたりは短い時間で多くの人に効果的に情報発信する工夫がみられて大変丁寧に作られた特集だと感じました。そして合成洗剤ではなく石鹸を使う方法を具体的に示してくれたことも良かったと思いいます。
時間の都合上難しかったかもしれませんが、なぜ合成洗剤の使用を控える必要があるか問う理由まで踏み込むと良かったと思いました。合成洗剤が皮膚バリアを剥がして体の中に化学物質が入りやすくするという説明です。こういった説明があれば、なぜ合成洗剤の使用を控えるべきかということもより明確に伝わったと思います。
まとめ
・誰にでも発症の可能性がある: これが化学物質過敏症の特徴です。私たちは化学物質に対して日々の生活で注意を払う必要があります。
・まずは化学物質過敏症という病気を知る:化学物質過敏症に対する理解を深め学校にいけない子どもや化学物質過敏症の患者さんへと支援を深める努力が必要です。
この2点が多くの人に伝わることはとっても重要だと思いました。
具体的なアクション
- 多くの人に知ってもらう: もっと多くの人々にこの病気の認知を広める活動が必要です。
- 化学物質過敏症のためのサービス提供: クリーニングや宿泊施設、賃貸などでの化学物質を控えたサービスの提供を考える必要があります。
- 化学物質の使用を控えたライフスタイルを広める: 皮膚バリアを保護するために、合成洗剤の使用を控えるようなライフスタイルの普及が求められます。
このような活動をせいかつ化学研究室「化脱」で取り組んでいきたいと思っています。
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