プラスチックの利用で気をつけたいこと
身の回りのプラスチック製品で気をつけたいことが2つあります。
1つ目は、プラスチック素材そのものの影響です。塩化ビニルやポリプロピレン、ポリエチレンといった素材があります。その素材によって影響が変わってきます。これらはマイクロプラスチックやナノプラスチックとして飛散することが分かってきております。
2つ目として大事なのは添加剤です。 プラスチックには加工しやすいように可塑剤といった、プラスチックを柔らかくする添加剤や断熱材、さらに紫外線防止剤のような添加物が非常にたくさん含まれています。この添加物に関しては、メーカーとして公開しなくても良いルールになっています。そして、この添加物にはいわゆる環境ホルモンと呼ばれる内分泌撹乱物質が多く含まれていますが、プラスチック製品の使用にはそれらの影響は考慮されていません。
これらの物質はプラスチック製品を手で触れて、その手を舐めることによって体内に入ることが知られています。子どもは特にいろいろなところを触りますので、壁材選びにもこだわりたいですね。
ビニールクロスとは?
壁紙には複数の種類がありますが、ビニールクロスは、最もよく使われている壁紙の一つです。このビニールクロスは壁紙と呼ばれていますが、ほとんどがプラスチック製品なのです。壁材からはマイクロプラスチックが発生する可能性があるとも言われており、触ることによって添加剤が手に付くことも考えられます。
また、ビニールクロスの施工時には接着剤が必要となり、これが空気を汚染しシックハウスの原因となる可能性もあります。
自然素材の壁材とは?
健康な家づくりを目指す方には、自然素材の壁材がおすすめです。特に、漆喰や珪藻土は体に優しい内装として人気があります。ただし、これらの壁材にも接着剤や防腐剤が添加されていることがあるので、こういった添加物の少ない、無添加の漆喰や珪藻土を選ぶのがポイントとなります。
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