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シックハウス対策と化学物質過敏症対策の空気測定の使い分け

シックハウス症候群と化学物質過敏症対策の空気測定法 - 「エアみる」の活用

くうきメン
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この記事では、「エアみる」というパッシブサンプラーを用いた空気測定法に焦点を当て、シックハウス症候群と化学物質過敏症の特徴と対策について深く探ります。さらに、各症候群の対策プロトコルを詳細に解説します。

シックハウス症候群と化学物質過敏症

シックハウス症候群と化学物質過敏症は、両者ともに室内の化学物質が引き起こす健康上の問題ですが、原因や対策が異なります。

シックハウス症候群の特徴

シックハウス症候群は、建材や家具から放散される化学物質が原因で、頭痛、めまい、喉の痛みなどの症状が現れます。特定の場所でのみ症状が現れることが多く、その場所から離れると症状が改善されるケースもあります。

化学物質過敏症の特徴

化学物質過敏症は、微量の化学物質が体調を崩すもので、香料や塗料、タバコの煙など、様々なものが原因となることがあります。微量でも反応するため、完全な除去と予防が重要です。

「エアみる」による空気測定法の活用

100種類を超える化学物質を検知可能な「エアみる」は、上記の二つの症候群に対する対策に効果的なツールです。

シックハウス症候群の対策

シックハウス症候群の場合、「エアみる」によって住宅内に高濃度の汚染源が存在するかを調査します。発生源の特定後、発生源の除去や対策リフォームなどの対策を行います。また、シックハウス症候群を引き起こすような高濃度の室内空気汚染は長期間にわたって続くことは少ないことから、一時的な避難も効果的な対策となります。

化学物質過敏症の対策

化学物質過敏症の場合は、室内の汚染物質をエアみるで検出することができる最も低い濃度以下まで除去する必要があります。「エアみる」を用いて室内に発生源がないことを確認した後、外部からの化学物質の流入を防ぐ対策や、生活用品などの持ち込みを減らすことなどが検討します。エアみるでは目安として室内濃度指針値の1/10程度の濃度まで検出することが出来ます。

まとめ

空気測定法「エアみる」は、シックハウス症候群と化学物質過敏症に対する強力な対策ツールです。それぞれの症候群の特徴と状況に応じた対策プロトコルを適切に採用することで、安心・快適な生活空間への改善することかできます。健康への悪影響を最小限に抑えるためにも、適切な対策と測定を提案します。

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  • この記事を書いた人

くうきメン

空気中の様々な化学物質を誰でも簡単に測定可能なサンプラーを開発した空気博士。企業→大学助教を経て独立。シックハウス相談を中心に、衣食住にまつわる生活環境の化学物質と環境問題の情報を発信しています。

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