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第31回臨床環境医学学会参加報告:化学物質過敏症への多角的なアプローチ

第31回日本環境医学学術集会に参加

この学会では、化学物質過敏症をはじめとする、日本ではまだ一般的に理解が広まっていない医学的課題について深く議論されています。建築、心理、化学工学、分析関係、医師、教育関係者、薬剤師、学生など、多様なバックグラウンドを持つ参加者たちとともに、それぞれが専門的な視点から意見を発表し、議論を深めました。テーマは、化学物質過敏症、電磁波過敏症、環境過敏症、香害、社会、疫学、経済と人の健康など多岐にわたります。

当事者意識が高い学会でした

本学会では特に、医学的な証明が難しい化学物質過敏症や電磁波過敏症の問題について、多くの発表が行われました。この問題への取り組みには、参加者全員の高い意識が感じられました。自身が化学物質過敏症で、その経験や知識を活かして困っている人の役に立ちたいという方もいらっしゃいました。

知っているのに何もしないわけにはいかない!!

私が特に感銘を受けたのは、過敏症の方々の住まいづくりの普及事例の発表を行っていた柳田徹郎先生のご意見でした。「体に悪いことを知っているのに、何もしないわけにはいかない」という強い意志をもって、過敏症の方が安心して暮らせる住まいづくりに関わる研究を推進していました。

さまざな分野から取り組みが大事!!

また、行動や心理面から症状の発生や改善に関わる研究も注目すべきでした。これらの研究からは、化学物質過敏症や電磁波過敏症といった問題を解決するためには、一つの分野だけでなく複数の分野からのアプローチが必要だということを改めて認識しました。

経済学の先生からは、「正の外部性」の観点から、社会全体にとって、個人にとって、他人とって良い影響をもたらす活動を公開し、広報が重要であるとの指摘がありました。これは、我々が推進する研究が広く認知され、社会全体がこの問題解決に取り組む為の動力となるという観点から、大変有意義な提言であったと感じています。

 

私も発表しました!

私自身も本学会で発表をさせていただく機会を得ました。大御所の先生たちの中での発表は大変恐縮ではありましたが、だれもが自由に発表できるのがこの学会の良いところです。非常に良い経験となりました。研究活動に対する新たな視点とモチベーションを得ることができました。反省点としましては、他の専門家たちからのフィードバックを受けたい内容にスポット当てて様々なご意見を頂けるような発表になると良かったなと思いました。

くうきメン
くうきメン

私も発表しました。どんな内容かというと・・・→https://youtu.be/M2tNSPY3T_E

 

まとめと来年に向けて

来年度は、化学物質の分析測定だけでなく社会的活動の分野でも何か発表できるよう、これから更に研究に取り組んでいきたいと考えています。この学会が、化学物質過敏症などの問題に真摯に取り組む全ての人々のための場となり、それぞれの専門分野が一体となって解決策を模索することができるようになればと思います。また、同じ目標に向かって活動されている大先輩や同世代の方たちと出会えたことは、大変貴重な経験となりました。これからも、自分が持つ専門知識を活かしつつ、他の分野の知識も取り入れながら、過敏症の人々がより良い生活を送れるように支援する活動を続けていきたいと思います。

 

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  • この記事を書いた人

くうきメン

空気中の様々な化学物質を誰でも簡単に測定可能なサンプラーを開発した空気博士。企業→大学助教を経て独立。シックハウス相談を中心に、衣食住にまつわる生活環境の化学物質と環境問題の情報を発信しています。

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