本記事の結論:
1日の空気量はコンテナ1杯分、食べ物よりも飲み物よりも質も量も重要です!!
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本記事のトピックスです
・1日の空気の呼吸量
・1日の空気の重量
・空気が重要な理由
この記事を書いた人
企業の研究員、大学助教を経て独立。空気中の様々な化学物質を誰でも簡単に測定可能なサンプラーを開発した空気博士。シックハウス相談を中心に、衣食住にまつわる生活環境の化学物質と環境問題の情報を発信しています。
本記事の対象者
・新築・リフォームを計画中の人
・建築中、リフォーム中の人
・シックハウスが気になる人
・家づくりに関わっている人
今回のテーマは一日の呼吸量です
一日の呼吸量はコンテナ一杯分
この写真をみてください。一日分の空気が詰まってます。
1日の呼吸量は17.3m3。この数値は日本人の男女平均呼吸量です。この値は放射線医学総合研究所による日本人男女平均呼吸量から算出されたものです。電車のコンテナの容積が約18m3なので、およそコンテナ一杯分ということになります。一般的なガスボンベには7m3の空気が充填されていますので,ガスボンベ2.5本分です。ちなみに圧縮空気のボンベ一本が3000円程度ですので、きれいな空気の1日分の価値は7500円分くらいの価値があるのではないでしょうか。きれいな空気を吸えるって大変価値があることなのですね。
1日に取り込む空気は約20Kg
ちなみに一日の体内に取り込む空気の重さは約20Kgです。思ったよりも重い!と感じられるのではないでしょうか。1日の空気の吸引量は大人2人で消費する約4ヵ月分のお米の量に匹敵します。そう考えるとすいぶん大量の空気を毎日吸い込んでいることになります。
空気が重要な理由
空気は食べものや飲み物と異なる点は、含まれる分子の大きさがとっても小さいです。鼻の粘膜、肺胞の毛細血管に溶け込んで血液に混ざってしまうほどです。呼吸をすると二酸化炭素と酸素が肺で交換されている。これは誰もが知っていることですが、それ以外に空気中の含まれる分子も同じように体に入ってきます。汚い空気を吸えばそれだけ体に悪影響を及ぼすのは当然です。
ちなみに分子とは、化学物質一個分だと思ってください。イメージしやすいような解釈はお茶碗に一杯によそったご飯。そのお米の一粒が分子に相当します。一粒でもお茶碗1杯でもご飯はご飯ですよね。あくまでイメージで正確な説明ではありません^^
まとめ
一日の呼吸量からみた空気の重要性
・1日の空気の呼吸量 コンテナ一杯分 17.3m3
・1日の空気の重量 約20Kg
・空気が重要な理由 呼吸を通じ肺や鼻の毛細血管から侵入する
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