プラスチック床材の2つの影響
1.プラスチック自体の影響: プラスチックはレンガのように同じ構造が繰り返されるものです。これが物理的に細かくなると、ハウスダストやマイクロプラスチック、さらにナノプラスチックとして存在し、これが子供のアレルギーや喘息の原因となることも。タイルカーペットは細かなプラスチックの繊維が発生しやすいので、特に呼吸器系の弱い方のいる家庭では避けたい建材です。日本で行われた掃除機で吸い取った2㎜以下のごみ調査でもっとも多かったのは繊維状物質という報告もあり、繊維は室内のハウスダストの主な発生源になっています。
2.プラスチックの添加剤の影響: プラスチック製品を加工しやすくするため、また劣化や燃えにくさを防ぐための添加剤が使用されます。これらの添加剤の中には、環境ホルモンの働きを乱すものや発がん性を持つものもあり、特にフタル酸エステルという可塑剤は、多くのプラスチック製品に含まれています。この添加剤に関しては公開義務がなく、規制対象になっていないため、何が含まれているかわかりません。床をさわりその手を舐めた場合、これらの成分が体内に入り込むため、できるだけプラスチック建材の使用は減らしたほうが良いと思います。
子供のアレルギーと床材選び
子供がアレルギーや喘息を持っている場合、こういった未知の成分が体内に入ることは避けたいですよね。安い建材を選ぶことは経済的に魅力的ですが、子供の健康を考慮すると、必ずしも安いものが良いとは限りません。子供の健康を第一に考えるならば、床材選びには十分な注意が必要です。
まとめ
床材選びは子供の健康に大きな影響を与えます。特にアレルギーや喘息の子供がいる家庭では、安い建材や一見無害なプラスチック製品でも、健康影響を及ぼす可能性があるため、選び方には十分な注意が必要です。
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