新しい制服で体調不調やアレルギー症状が
2017年、アメリカンエクスプレスは30年ぶりに新しい制服を導入し、約7万人の従業員に配布しました。しかし、その後約3000人の従業員がアレルギー症状を訴えるという事態が発生しました。
この事例は、日本ではあまり話題になっていないようですが、フォーブスの日本語版の記事でも取り上げられています。
服の中の化学物質の影響_服にも基準値が
有害物質を使用する家庭用品の規制に関する法律により、繊維製品に含まれる化学物質には一定の規制がかけられています。洋服の繊維には機能性を持たせるために、様々な化学物質が添加されています。例えば消臭や防カビ、防虫剤、防炎加工剤やシワ防止や形状記憶の機能などの樹脂加工剤です。
ホルムアルデヒドがその代表で、形状記憶繊維などに含まれる化学物質です。肌に直接触れる肌着や付けまつげ、カラコンなどには、ホルムアルデヒドの規制値が1gあたり75ppmと定められています。
この事例では、そういった規制物質の超過は認められなかったそうです。
しかし!
全体の約5%の従業員が何らかの症状を訴えたこと、制服が更新されたのを機におきてますので原因は制服である可能性が高いです。働けなくなる人がいた他、許可を取って私服で勤務した人もいたようです。
シッククロス?対策_健康への影響と予防策
衣類に含まれる化学物質は、皮膚を通じて体内に入り、アレルギーや体調不良を引き起こす可能性があります。シッククロスというのでしょうか?
室内空気も同様です。空気が問題ならシックハウスですね。これらの化学物質によって質が低下し、健康に影響を与える可能性があります。安全な生活を送るためには、これらの化学物質についての知識を持ち、適切な予防策を講じることが重要です。今後も衣類と健康についての調査を起こっていきます。
まとめ
私たちの健康に最も影響を与えるのは、私たちの身近な室内空気の状態です。特に、肌と繊維、すなわち、洋服の間の空気環境は一番近い空気環境ですので重要です。衣類からのアレルギーや体調不良は、私たちの健康に大きな影響を与える可能性があります。衣食住に関する健康への影響を知り、適切な知識と予防策を持つことで、より健康的な生活を目指しましょう。