環境問題 法規制

シックハウス対策

本記事の結論:

シックハウスはごく稀におきる

新築・リフォーム後にTVOC検査を実施する!!

建材選びは空気選び

※現在分析依頼はこちらからどうぞ!!

空気測定に関するご質問などはLine公式アカウント@KUUKIMENでも受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。

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本記事のトピックスです

①新築・リフォームの依頼主が行うシックハウス対策

②住宅の作り手(ハウスメーカーや工務店、設計士)が行うシックハウス対策

 

この記事を書いた人

企業の研究員、大学助教を経て独立。空気中の様々な化学物質を誰でも簡単に測定可能なサンプラーを開発した空気博士。シックハウス相談を中心に、衣食住にまつわる生活環境の化学物質と環境問題の情報を発信しています。

本記事の対象者

・新築・リフォームを計画中の人

・建築中、リフォーム中の人

・シックハウスのリスクを回避したい人

・家づくりに関わっている人

 

・誰でもできる新築・リフォームシックハウス対策について紹介します。

コラム:シックハウスはごく稀に起きる

現在の市販されている建材のほとんどがシックハウス対策がなされたものですので,ホルムアルデヒドやトルエンやキシレンといったシックハウス検査で測定対象となる化学物質はほとんど検出されません。もちろん、シックハウスを起こそうと思っている工務店やメーカーはありません。裏を返せばシックハウス対策していない会社はないといった状況です。

しかし、シックハウス症候群は解決に至っていないのが現状です。現場の判断で仕様書に書かれていない接着剤を使用したり,上記化学物質の代替物質が建材に含まれていることでシックハウスが起きることが”ごく稀に”に起きています。

この”ごく稀”を防ぐのが大事です。

「完成時に検査をする。」

たったこれだけです。家づくりに関わる住宅メーカーや工務店、設計士の方々は使用する建材の確認、接着剤の確認、現場の確認を行うなどして注意して家づくりを行ってくれます。

 

新築・リフォームの依頼主が行うシックハウス対策

契約の条件に「住宅またはリフォーム完成時にTVOC測定を実施する」を加える!!たったこれだけです。検査費は工務店側に負担してもらってください。そうすれば費用はゼロです。

TVOC検査のやり方は

CTM研究コンサルではパッシブサンプラーという室内に吊り下げるタイプの空気捕集技術より空気測定を依頼主に行って頂く方法を取っています。申込後、サンプラーをお送りしますので、付属のマニュアルに従ってご自身で空気捕集を行ってください。

その後、計量証明事業所という空気分析の専門機関にサンプラーを返送、分析が終わりましたら結果報告書をお送りしたします。

通常のTVOC測定では専門家が現場に出向き空気捕集を行う必要があり、人件費等のコストがかかるため、1か所10万円以上の金額がかかることからあまりTVOC測定が普及しませんでした。自分でサンプリングを行うことで費用を抑えることができるようになりました。

 

シックハウス検査でより効果的な検査はVOC測定ではなくて「TVOC測定」です。TVOC測定の詳しい説明はこちらへ

工務店が行うシックハウス対策

住宅の作り手よるシックハウス対策は大きく2つあります。1つ目が完成時に空気測定を行うことです。引き渡し前に確認しておくだけです、もし問題があれば入居を少し遅らせるといった対策やベイクアウトといって室温を上げて建材から発生する化学物質を強制的に追い出すなどの対策がとれます。

2つ目は良い建材を使うことです。室内の空気は室内の建材が決めています。良い建材を使えばよい空気ができることになります。では良い建材とはなにかということになりますが、石油製品や接着剤の使用を出来るだけ減らし、建材の放散試験よって建材から放出する化学物質の種類と量を事前に調査した建材です。

前述のように、F☆☆☆☆の建材、シックハウス対策済み表記とされている建材は一部の化学物質は使用されいませんが、その他の化学物質は使用されています。また無垢材や漆喰を取り扱っているからといって空気が清浄であるということにはなりません。それらにも化学物質が含まれていることがあるからです。建材メーカーでは建材のTVOC検査を行って発生する化学物質の量と種類を把握しているところがあります。

ゆくゆくはこのHPでも良い建材メーカーの紹介できるようにしていきたいと考えています。詳しい情報が知りたい方は気軽にお問合せください。

 

まとめ

家づくりに関わる人が知ってほしいシックハウス対策

シックハウスはごく稀におきる

新築・リフォーム後にTVOC検査を実施する!!

建材選びは空気選び

※※現在分析依頼はこちらからどうぞ!!

空気測定に関するご質問などはLine公式アカウント@KUUKIMENでも受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。

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