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<STOP!マイクロカプセル香害>署名のお知らせ

くうきメン
くうきメン
現在、香害に対する活動として、マイクロカプセルを使った製法の停止を求める署名活動が行われています。それに関するお知らせと、私自身が今までどのような化学物質との付き合いをしてきたかについて話したいと思います。

署名活動サイトはこちら

 

子どもの頃の謎の体調不良 - 化学物質の影響?

子供の頃、私はしばしば謎の体調不良に見舞われました。

父の車に乗るとほぼ100%の確率で車酔いしました。母親の車は大丈夫だったのですが。父親からは車酔いしやすい子供だと思われていました。原因はシートから漂う奇妙な匂いだったのですが。今思えば、シックカーだったのですね。父は毎日その車に乗っているわけなので、そんなことは思いもよらなかったでしょうね。

親戚の集まりに行くと、だいたい頭が痛くなりました。後からわかったのですが、その時に出されるジュース、リンゴやオレンジのマークがついた食堂などで出される定番のあのジュース、果汁がほとんど無いジュースを飲むことで頭が痛くなっていました。このジュースの果汁はほとんどなくて、添加物と砂糖で出来ていることを知り納得。

高校生になると、家で洗濯物に柔軟剤を使うようになったんです。タオルや普段着は普通に洗うんですけど、ちょっといい服やシワをつけたくないものは、おしゃれ着用の洗剤を使って別に洗うようになったんです。その結果、私が着る服から匂いがして、体調が悪くなったり、頭が痛くなったりして、吐いたりすることがありました。その匂いがついた服を着ると体調が悪くなるということが分かり、これは今でいう香害の問題と同じですね。母親に頼んで柔軟剤を変えてもらいました。それで少しはマシになったのです。当時は柔軟剤の匂いについてそこまで深刻に考えていませんでした。

あとは、カー用品の店は気持ちがわるくなるので入れませんでしたし、父親がよくつれていったホームセンターも家電量販店も、とっても疲れますし、頭が痛くなるので苦手でした。疲れやすい子供だと思われていたことでしょう。

私は化学物質過敏症ではないのですが、タクシーに乗った時にエアコンの吹き出し口に着ける匂い付の脱臭剤や匂いのついたロゴマークの厚紙のようなものがあるととっても気持ちが悪くなります。

何が言いたいかというと、こういった「化学物質が体調不良に影響する」ということを経験的に知っています。そしてそれは自分の親でもなかなか理解してもらえないということも分かります。隣人や職場の同僚であれば理解はもっと難しいと思います。

大人が子供のことを守ってあげないといけない - 化学物質・マイクロカプセルから

私たち大人には、子供たちを化学物質の潜在的なリスクから守る重要な役割があります。なぜなら子供の場合は、なぜ体調が悪くなっているのか原因が分からないことが多いです。そういった時には、大人が子供のために原因となる物質を取り除いてあげる必要があります。

体に悪いもの(農薬を散布する場所を通らないようにする)や危険な場所(登下校の交通量の激しい場所)から子供を大人が守ってあげるのは当然です。同じように、香害で体調が悪くなる子供もいますので、そういった子供たちを守るために、そういった環境を避けることは、大人が守ってあげないといけないということです。

今回は、そういった協力をメーカーにお願いするという署名になります。マイクロカプセルは匂いの持続自体も長いですし、小さなプラスチックは血液や臓器に入り込むことがわかっており、その影響や危険性は明らかになっていないからです。そういった商品がなくなれば必然的に香害は減っていくはずです。

 空気は選べないので特別な配慮が必要 - マイクロカプセル香害

もう一つ、香害に関して大きなポイントがあります。それは、空気を介して体に入ってくるということです。食べ物であったり、着るものは選べますが、目の前にある空気は選ぶことができません。目の前にある空気は、吸うしかないんです。公共の場所や自宅でさえ、化学物質による香害は避けられないことが多いです。ですので、「空気だけは特別な配慮が必要」だということを分かって欲しいと思います。

特に化学物質に敏感な大人や自分への影響をまだ理解できない子供たちは、これらの化学物質により体調不良になりやすいので空気の質には特別な注意が必要です。

 体調不良も健康被害だという認識を -マイクロカプセル香害の影響を軽視しないで

私の知り合いにもメーカーの方がおります。消費者向けの商品を出す場合には、化学物質の性質を色々調べられて、毒性評価、リスク評価などをおこない、発がん性や生殖毒性などの重大な影響がないかを十分に調査し、消費者にとって確実に安全なものを製品を出しているということを知っています。その企業努力も非常に分かります。

しかし「体調が悪くなる」ということに関しては、評価されていない、または評価できないと思います。

今回、このような署名活動があるということは、少なからず何かしらの影響があるということです。少なくとも、体調が悪くなる、気分が悪くなる人が一定数いるということは、疑いようのない事実です。

化学物質・マイクロカプセル香害による体調不良への対策を!

香害というのは、良い匂いでも好みによって不快な人がいるというイメージの方もいらっしゃると思いますが、例えば、汗臭さや排泄物の匂い、銀杏の匂いなど、あなたが最も不快に感じる匂いを想像してみてください。これらの嫌な匂いが常に身の回りにあるとしたらどうでしょう。しかもそれにより、体調が悪くなったらとても大変だということがわかると思います。

環境問題では悪臭といいますよね。悪臭の場合には行政指導が入る可能性があります。そういった他者の配慮を考えると、この香害の問題は放置しておくわけにはいかない問題だということが分かります。

<STOP!マイクロカプセル香害>署名の協力のお願い 

以上、賛同いただける方、是非以下のサイトにアクセスしてください。そして、この空気の問題、そして匂いの問題が体調に影響を与えるということも、是非知って欲しいと思います。そして、その問題が子供の場合は、何が原因で体調不良が起きているのか分からないということなので、大人が守ってあげなければいけないということです。是非、そういったことを知るきっかけになればと思っております。

署名はこちらから

<STOP!マイクロカプセル香害>  メーカーは「マイクロカプセル香料」などの「長続き」製法をやめてください!

 

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くうきメン

空気中の様々な化学物質を誰でも簡単に測定可能なサンプラーを開発した空気博士。企業→大学助教を経て独立。シックハウス相談を中心に、衣食住にまつわる生活環境の化学物質と環境問題の情報を発信しています。

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